配当と株式の譲渡損失の通算

Q.証券会社で特定口座(源泉徴収あり口座)を持っており、その口座を通じて株式の譲渡並びに配当を受け取っています。平成24年中の特定口座での取引結果は以下のようになりました。

配当所得50万円

譲渡損失 △20万円

通算後配当所得30万円(源泉税:国税2.1万円、住民税9千円)

これとは別に他の証券会社の一般口座でも株式の取引を行っており、こちらは譲渡益10万円が出ました。

確定申告をして、特定口座分も申告しようと思いますが、計算はどのようになりますか。

A.証券会社の源泉徴収選択口座において株式の譲渡損失の金額があるときは、その口座内の配当等の額の合計額から譲渡損失の金額を控除した残額に対して源泉徴収の税額が計算されます。

なお、源泉徴収選択口座内における株式の配当と譲渡損失の通算はあくまで特例であり、この特例によって口座内の配当についても申告不要とすることができるため、その選択をした場合には源泉徴収選択口座内で損益通算して手続きを完了させることができます。

ただし、これらの配当と譲渡損失について確定申告をする場合には、源泉徴収選択口座内配当等に係る配当所得の金額と株式の譲渡損失の金額は損益通算前の金額により計算することになります。ゆえに算式としては、

配当所得の金額 50万円

譲渡所得の金額 譲渡損失△20万円+譲渡益10万円=△10万円

となり、損益通算後の金額は

50万円-10万円=40万円(配当所得の金額、源泉税:国税2.8万円、住民税1.2万円)

として、1万円(国税7千円、住民税3千円)の追納が必要になります。


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